子育ての環境を整える

子どもたちは、親や家族、まわりの方の愛情を感じることで、安心感や信頼感を持ち、自己肯定感、自己効力感を育んでいきます。
お母さんやお父さん、家族がどっしりと構えることで、子どもはのびのびと成長します。相談・分担したり、支援を受けたりしながら、ストレスをためず、ゆっくりと安心して子育てができるような環境を整えていくことが大切です。

子育ての環境を整えるために

相談する・分担する

ひとりですべてのことをやろうと思わず、家族や身近な人と些細なことでも相談したり、分担したりしながら、子育てをすることが大切です。

支援を活用する

生活を支える制度・サービスがあります。市区町村の福祉窓口や、地域の生活支援センターなどに相談すれば、利用可能な制度や手続きの仕方を教えてくれます。

共有する人を増やす

子どものことを一緒に考え、共有し、理解する人を増やします。おじいちゃんやおばあちゃん、園・学校の先生など、子どもにとって理解者が多いことは大切です。

あせらない

てんかんの治療には時間がかかります。合うお薬や治療法を見つけるまで、また、お薬を体にならすために時間が必要なことがあります。すぐに結果を求めるのではなく、あせらないことが大切です。

子どもが安心して日常生活を送るために身近な人がフォローすること

子どもが安心して日常生活を送るために身近な人がフォローする点をいくつかご紹介します。

身近な人がフォローすること

お薬を決められた通りに服用させる

お薬を服用している場合、発作を抑えるために、決められた通りに服用することが大切です。お薬を服用する時間を生活の流れに組み込むと、飲み忘れを防止できるでしょう。お薬も生活の一部として習慣化するとよいでしょう。

生活リズムを整える

子どもの成長には規則正しい生活が欠かせません。元気に活動することで体力がつき、良質な睡眠へとつながります。子どもの体調を考慮しつつ、それぞれの年齢で経験する遊びや活動に参加できるよう配慮してあげてください。

主治医に相談する

お薬をうまく服用させられない、生活リズムが整わない、気になることがある、不安があるなどの場合には、主治医とよく相談することが大切です。

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