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    てんかんとのつきあいを教えてください
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    これまでどのように薬とつきあってこられましたか?
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    何故てんかんであることを公表しようとしたのですか?
「てんかん当事者から皆様へ」

ジョンさんは、自分にとって最適な治療を受けることを諦めなかったことにより、てんかんを克服した典型的な例です。自立心が旺盛で前向きなジョンさんですが、そんな彼のてんかんとの歩みも、「メニエール病」という誤診から始まり、てんかんと診断を受けた後にも薬の副作用に苦しみ、そして社会の差別偏見と闘う長くて辛い経験を経た道程でした。独り絶望に対峙した時期もありました。しかし彼はある時、現状に妥協するまいと立ち上がり、自分にとって最適な治療を積極的に主治医に求め、ついには副作用に苦しまずに発作をコントロールすることに成功したのです。

今回のインタビューで彼は、決して諦めないこと、情報収集に力を惜しまないこと、そして誤診を防ぐためにも専門医を訪れることの大切さを語ってくれました。現在彼は情緒的問題を持つ児童のカウンセラーおよび指導教育プログラムの仕事をこなす傍ら、他のてんかんのある方々を激励するプログラムに参加し、自らの経験を話すことで多くの患者さんを暗闇から救っています。そんな、彼の好きな言葉は、「一人では世界を変えることはできない。しかし、一人のために世界を変えることはできる」です。