Q.

てんかんについて学校や会社に伝えておくことはありますか?

A.

てんかんの診断と症状、発作の頻度、対処法などを伝えておく必要があります

学校

日中に発作がある場合には、水泳や登山、修学旅行などの行事の際に学校側(担任および養護教諭)にてんかんの診断と症状、発作の頻度、対処法などを伝える必要があります。その際、行事に参加可能かどうかの診断書や発作が起こった場合の搬送先への紹介状の提出を求められることがあります。いずれの場合でも学校と事前によく相談し、万が一不測の事態が起こった場合、十分な対応を取れる体制にしておくことが大切です。
また、日常の学校生活の中でも落ち着きや集中力のなさ、不機嫌、軽度の知的障害などの合併や、自動症、意識消失などの症状が現れると、事前にそのことを知らせておくのがよいでしょう。

関連ページ
日常生活と支援制度 > てんかんを持っている子どもの子育て > てんかんについて伝える
小児てんかん > 生活での注意点は?
日常生活のアドバイス > 周囲の協力

会社

発作によっては患者自身や周囲に危険が生じる可能性がある場合があります。そんな場合は伝える必要があります。重い症状を持たない場合には基本的に職業選択は自由に行えますが、仕事中にてんかん発作を起こすと危険な仕事や、業務に支障が出る仕事も存在しますので、よく調べて就職しましょう。

関連ページ
日常生活のアドバイス > 就職

このFAQは参考になりましたか?

よくあるご質問カテゴリ

よくあるご質問監修

大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 准教授 下野 九理子 先生